特別な空間で「おいしさ」を提供できるやりがい ー製造部で働く魅力とはー

JR東海リテイリング・プラスには、駅構内で販売するお弁当やおにぎりといった商品の開発から製造までを行う製造部があります。
今回製造部で働くメンバーにインタビューを行い、仕事の魅力ややりがいに迫りました!

山梨 美帆

2014年入社(千葉県出身)
当社の東海道新幹線という夢のあるフィールドの中で食を提供できるところに魅力を感じ入社。
趣味はサッカー観戦、子供と歌うこと、飲み会に参加すること。

園田 綾乃

2021年入社(埼玉県出身)
東海道新幹線という特別な空間で食品に携われる点に魅力を感じ入社。
趣味はピラティス、お酒とご飯を楽しむこと。

鍬本 梨緒

2023年入社(神奈川県出身)
商品開発に興味があり、東海道新幹線というフィールドで旅行や暮らしにおいてお弁当を通して携われる点に魅力を感じ入社。
旅行や食べ歩き、料理が趣味。

製造部が届ける、おいしさと安心。

山梨さん

JR東海リテイリング・プラスの製造部は、本社勤務と工場駐在勤務、製造工場(東京、名古屋、大阪)の3つに分かれます。本社では管理部門が中心となり、工場全体の管理をはじめとして、収支の管理や各工程の管理も行っています。工場駐在では、原料調達や商品開発、商品に掲示するラベル表示の作成、外販営業などを行っています。
私たち3名は総合職として入社し、共に工場駐在で商品開発を担当しています。主な流れは、はじめに商品部と一緒に商品のコンセプトを決めます。そこから原料の選定や細菌検査を行いながら、商品を組み立てていきます。担当者と打合せや試食をし、改良を重ねた後、幹部に商品化の承諾を得て、工場でテストを行い、ようやく商品が完成します。商品が世に出るまでは、通常約半年間ほどかかります。

園田さん

私は、入社して1~2年目は主におにぎりの商品開発を担当してきました。これまでに30種類以上ものおにぎりの開発に携わっています。おにぎりはお弁当と違い、1つの具材で勝負しなければならないからこそ難しさがあり、完成したときの達成感や喜びは大きいです。3年目となった今はおにぎりや弁当の商品開発に加えて、商品のパッケージデザインも行っています。

鍬本さん

私は入社1年目で、今は先輩2名とタッグを組んで商品開発を行っています。入社時は右も左も分からない状態からのスタートでしたが、今は商品の試作や各食品メーカーとの商談、展示会リサーチなど、商品開発の業務を日々学び、吸収しています。

山梨さん

私は鍬本さんとともに、今年3月7日に発売した「春満開~鯛とたけのこ御膳~」の開発を担当しました。春の訪れに合わせた華やかな彩りで、老若男女様々な方に楽しんで頂けることを意識しています。期間限定の商品なので、気になる方にはぜひ手に取っていただけると嬉しいです。

園田さん

また、3月21日には炭火焼牛カルビ重も発売しました。大阪では牛カルビ重という商品がありましたが、この商品は牛カルビを炭火で焼き上げ、特別感をプラスしたお弁当となっています。東京・名古屋・大阪にて通年で販売している商品なのでぜひ駅で探してみてください。

商品発売に至るまでの道のり。

山梨さん

これまでに携わったプロジェクトの中で、お弁当の品質向上に取り組んだことが特に印象に残っています。より安全に、美味しく食べていただけるよう、ほぼ全てのお弁当をリニューアルしました。お客様に安全にお召し上がり頂くためには、使用する食材が当社の厳しい細菌検査基準をクリアする必要があります。使える食材が限られる中で難しさもありましたが、彩りは保ちつつも食材の品質にこだわり、安全なお弁当の提供を実現しました。

園田さん

私は会社統合時のプロジェクトが記憶に残っています。JR東海リテイリング・プラスに統合するまで、3ヶ月という短い時間でしたが、記念としてお弁当とおにぎりの開発をすることになりました。
商品開発では食材の選定だけではなく、容器の選定や、商品のプレゼン、事務作業なども行う必要があります。お弁当の商品開発に携わるのは初めてでしたが、統合という一大イベントを任せてもらったからには、何とかしてやり遂げたいという想いでいっぱいでした。
時間がない中でしたが、各所に協力してもらい、無事に発売まで達成できたときの感動は今でも忘れられません。

鍬本さん

私は商品化するまでには様々な課題をクリアする必要があることをひしひしと感じています。学生時代は栄養学を専攻していましたが、入社してから食材選びの奥深さを目の当たりにしました。たとえ使用したい食材があっても、検査に通らないと使用できないため、食品の特性をより勉強する必要があります。お弁当の設計に関しても、実際に工場で効率よく盛り付けが再現できるのか、生産性の部分も確認しなければなりません。商品開発という仕事は、開発から販売まで多くの方の情熱や努力が合わさった末に完成するものなのだと実感しました。

JR東海リテイリング・プラスだからこそ、実現できること。

園田さん

私は就職活動時、病院や食品メーカーを視野に入れていました。どちらも比較できないほど魅力的な業界ですが、商品開発の点で考えると、JR東海リテイリング・プラスは東海道新幹線という「日本の大動脈」を通じて、幅広い地域に「美味しい」を届けることができます。ここに携われることは唯一無二であり、JR東海リテイリング・プラスでしか得られない特別な経験だと思います。

山梨さん

当社では、早いうちから希望する業務を任せてもらえる機会があります。園田さんや鍬本さんは1年目から商品開発を担当していますし、私の場合は工場勤務からのスタートで、当時の上司が「色々なことに挑戦してみよう!」と背中を押してくれたおかげで、1年目から多岐に渡る業務を経験できました。2年目で本社勤務となりましたが、工場での経験を活かして工場管理等の業務に携わり、4年目から工場駐在で商品開発業務を担当しています。
また、会社統合後は部署の体制にも変化があり、より働きやすくなりました。以前は開発する商品ごとに1名担当制でしたが、今はチーム担当制となり、より連携が図れています。私はこれまで2度に渡り産育休を取得していますが、子どもの急な体調不良で休まざるを得ない場合も、スムーズに引継ぎがしやすく大変助かっています。時短勤務や看護休暇なども取得しやすく、子育て中の方にも仕事とプライベートを両立しやすい環境だと思います。

園田さん

働き方もフレックス制度があるので、柔軟に対応できます。11時から14時がコアタイムなのですが、14時に仕事を終わらせてピラティスに行くことや、山梨さんとお酒を飲みに行くこともあるんですよ。

鍬本さん

製造部は先輩とも気軽にコミュニケーションがとりやすい雰囲気だと感じています。分からないことがあれば先輩方が優しくフォローしてくれますし、支えてもらえるおかげで日々楽しく仕事ができています。早く一人前になって、ゆくゆくは一人で発売まで担えるようになりたいです。

山梨さん

私自身出張で東海道新幹線を利用する機会がありますが、当社の商品を召し上がっているお客様の姿を見ると、とてもやりがいを感じます。数多くあるお弁当のなかから選んでもらえた喜び。その気持ちを今後も忘れずに、お客様に「ときめき」を与えられる商品作りを目指していきたいです。

JR東海リテイリング・プラスは、製販一体であり、製造から販売までを行っています。その中で製造部は、東海道新幹線という独自の空間で多様なお客様にお召し上がり頂く商品を開発、製造提供できる魅力があります。学生時代に栄養学を学ばれた方や、食品関係の仕事に興味がある方には、活躍できるチャンスがたくさんある職場です。「お客様にときめきをプラスしたい」、そんな熱い気持ちをお持ちの方にお会いできる日を楽しみにしています。