MESSAGE

代表取締役社長 小林 創

挑戦 ─ お客様の求める価値を創造する

 世の中の変化のスピードは速く、人々の価値観は多様化しています。それに伴いマーケットにおける競争はよりし烈になっています。当社の主な事業フィールドである駅ナカの環境も例外ではありません。駅構内およびその周辺のマーケットが時代に合わせ変化し、多様化するほど、お客様は自らが求める価値を妥協することなく追求します。私たちJR東海リテイリング・プラスは、そのレベルに応じる能力を有する会社でなければなりませんし、さらにその先、目指す姿はお客様の期待を上回る価値を創造できる企業となることです。

 今、当社は、“ご当地商品の品揃え強化”や“自社工場でのスピード感ある商品開発”、“新たなフランチャイズ店舗の展開”、“オンラインショップの商品充実”、“快適な新幹線車内サービスの提供”などの施策に力を入れており、今後さらに磨きをかけますが、そこで満足してしまっては到底「目指す姿」には及びません。変化の先を見据え、失敗を恐れず新たな事業領域に挑戦してこそ会社は成長し、「目指す姿」に近づくことができます。「変化」ある状況はチャンスであり、チャンスをものにするには「挑戦」するしかありません。

 幸いなことに私たちには新しい価値を創造する土壌があります。「東海キヨスク」と「ジェイアール東海パッセンジャーズ」この2社の合併は、それぞれの会社に根差したスキル、ノウハウ、カルチャーなどが、時に触発し合い、時に融合しながらこれまでとは異なる独自の価値を生み出す可能性を秘めています。まさに「プラス」の効用であって、この環境下で「挑戦」しない手はありません。

「人」が会社の希望─ 共に切り拓く新しい未来

 既存事業を深耕するにせよ、新しい事業領域を探索するにせよ、それを担うことのできる人材がいなければ話になりません。新たな「挑戦」には、相応の意欲と能力を有する多様な人材が必要となるでしょう。「人」は会社の在り方を決定づけます。先ほども述べたように、生い立ちの異なる2社の社員が融和したことは当社の強みです。そして更なる高みを目指すには、新たな息吹も取り入れなくてはなりません。
そこで、いま当社で働く方に求めたい素養を敢えて挙げるなら、以下3点になります。

 ◍ 新たな価値を追求する創造力
 ◍ 当事者として最後までやり切る強い意志
 ◍ 易きに流れず高みを目指すチャレンジ精神

 繰り返しになりますが、合併により当社の事業分野が拡大すると同時に、新しい事業領域進出への可能性も広がりました。ですから、当社で働く方には、現状に満足する事なく、上述の3点を意識して自らの意欲と能力を高めてほしいと考えています。

 私たちは、お客様をはじめとする全てのステークホルダーの期待を上回る価値=「ときめき」を提供することを通じて、当社延いてはJR東海グループの新しい未来を切り開いていきます。さあ、そんな仲間たちと共に、新たな「ときめき」を創造しましょう。