INSTRUCTOR

最上級のサービス品質を
目指して。

新人やアルバイトへの研修や、パーサーに対する毎月の訓練を担当するのがインストラクターの仕事。東京と新大阪の2拠点にインストラクターが在籍しています。
※職名および記事内容は2020年1月現在のものです

福山 千歩 

インストラクター

東京列車営業支店

2001年入社。車内販売の仕事を知って憧れ、高校卒業後にパーサーとして働き始める。16年間の乗務経験を経て、2017年より東京列車営業支店でインストラクターに。自身の経験を伝えるべく指導に奮闘している。

パーサーとして何が重要か
新人研修は特に意識して丁寧に

東京には8名のインストラクターがおり、新人研修や毎月のアルバイト研修、乗務員の訓練をグループごとに行っています。新人であれば100人程度、アルバイトは月に10名ほど入ってきますし、乗務員にも随時訓練を施していきます。そのため、教えることに終わりはなく、毎日誰かに何かを伝えている状況です。新人には一から、チーフパーサークラスになれば一定のレベルに達しているので、それぞれに合わせた内容や伝え方で育成をしていくことになりますが、相手の顔を見て、その人の目線になって考えることを大事にしています。教えるだけではなく、壁にぶつかったり、悩んだりしている人を助け、導いてあげることもインストラクターの役目です。

また、月に何度か乗務も行って、車内状況を把握し、パーサーたちがどのように働いているのかを確認することもあります。私自身は乗務することが大好きでパーサーの仕事を続けてきたので、現場に出て車内の雰囲気を感じ、お客様へ相対することで得られる経験も含めて、後進に伝えていきたいと思っています。

パーサーを希望する人たちに
全力で持っているものを伝えていく

2カ月の新人研修については特に導入部分に力を入れています。最初に低いレベルから入ってしまうと、そこから意識も意欲も上がらないからです。パーサーとしての思いや意識に個々人でズレが出てしまわないよう、心構えから始まり、意識やチームワークの重要性など、全員が共有しておくべきものはしっかり伝えられるようにしています。

人前で教えるのは今でも緊張するのですが、嬉しいのは「福山インストラクターだから聞きに来ました」「福山さんならわかると思って」と、頼ってもらえるときです。どこまで伝わっているのか、自分ではかりかねることもあります。でもそう言ってもらえると、自分の知識や想いがどんな風に伝わっているのかわかりますし、私の16年の乗務経験から得たことの中に、まだまだ教えられることもたくさんあるとわかります。

入社された方がパーサーとして仕事ができるよう、全力でバックアップしていくことが私の使命です。これからもこの仕事に興味を持って入ってきてくれた方のために、できることで精一杯貢献していきたいと思います。

田端 友紀

インストラクター

大阪列車営業支店

2006年入社。接客業を希望し、新幹線で働くのは楽しそうだとパーサーの世界へ。入社12年目のチーフパーサー時代にインストラクターへの打診を受け、現在は大阪列車営業支店でパーサー教育に携わっている。

インストラクターとして
自分らしさを追求していく

私はパーサーとして12年の乗務経験を経て、インストラクターへの転身を勧められました。インストラクターは遠い存在だと思っていたので、自分にとっては意外なお話でした。でも一つのチャンスだと思い、私がパーサーとしてやってきたことを伝えられればいいと思い、務めさせていただいています。

大阪には9名のインストラクターがいて、新人研修、アルバイト研修、乗務員の訓練に携わっています。教える内容については決まっていて、また新人研修では内容も細かく、充実しています。でも教え方については人それぞれ。インストラクターによって同じことを教えていてもまったく雰囲気が違います。ときには先輩の講義を聴講して参考にしながら、私も自分のスタイルの確立に励んでいます。乗務しているときは自分の下につくクルーだけを教えていればよかったのですが、インストラクターは1対多数の講義や指導になります。緊張もしますが、その状況でも一人ひとりにしっかりと必要なことが伝わるよう、寄り添っていくことを大事にしています。

自分の経験を通して
パーサーの仕事の本質を伝えたい

インストラクターになってみて、思っていたよりも身近な仕事だと感じています。気軽に話かけてくれると嬉しいし、私自身も声をかけて様子をうかがうようにしています。何より、楽しく仕事をして欲しいと思って日々みんなに接しています。パーサーになればさまざまなお客様にお会いしますが、モチベーションが低いと相手に伝わってしまいますし、それがワゴン販売の結果につながったりもします。私自身が悩んだり困ったりしたこと、そして何よりお客様との出会いで感動し、嬉しかったことを乗務員に伝えていますが、喜びと誇りを感じてこの仕事をしていって欲しいと思っています。

インストラクターになって1年ですが、私が初めて新人研修を行ったパーサーたちがもう車掌業務資格を取得するような段階に達しました。インストラクターになると、人の成長がより嬉しく感じますね。私が教えた乗務員たちが一人でも多くチーフになって欲しいというのが、インストラクターとしての想いです。さらには、その中からいずれインストラクターを目指すような存在が出てきてくれればいいなと思いながら、今後の指導を頑張っていきたいと思います。

ENTRY

JR-CENTRAL PASENGERS Co., Ltd.
SHINKANSEN PURSER RECRUITING

Entry